早春の奥多摩

奥多摩の山々を歩いた。8月から米国に行く娘と二人、早春の奥多摩の山々を歩いた。

毎週のように歩いた20代後半、水根(Mizune)の先生ご夫妻を訪ねて通った30代、青梅(Ome)に足がかりを得て遠く望んだ40代、奥多摩の山々は僕の恋人であり、親だったのかもしれない。

御嶽(Mitake)からバスでケーブル下まで行き、ケーブルに乗った。歩き始めたのは午前8時半ごろ。御嶽山(Mt. Mitake)、大岳山(Mt. Odake)、鋸山(Mt. Nokogiri)を経て御前山(Mt. Gozen)に着いたのが午後2時ごろ。

惣岳山(Mt. Sogaku)から大ブナ尾根を経て、延々とつづく急坂をくだつて奥多摩湖畔に着いたのは午後3時50分。バスの時間をめざしてダムの上を走ったが、数分の差で乗れなかった。手違いで弁当を調達できず、菓子類を食べながら、ほとんど休むことなく歩きつづけた7時間半。

20代から50代を通じて、年に何回か水根の庵に泊まり、先生ご夫妻の母屋の縁側にすわって遠くの山々と対話したものだ。久しぶりだなあ、どうしていたんだ、といつもやさしく迎えてくれた御前山。その山のクマザサの道を歩いた。

2日経ってまだ筋肉痛が残っているが、何てさわやかなのだろう。ありがとう、奥多摩の山々。ありがとう、誕生祝い。

小河内ダムの向こう、山の中腹に水根の部落が見える。先生ご夫妻が他界されて2年になる。

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